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地方伝統工芸への問題意識

地方の伝統工芸は、職人の高齢化で後継者不足、日本人の生活様式の変化もあり、安い海外製品にとって代わられ売上減少の一途です。
同様に地方の農業も高齢化で従事者は年々減り、人口減少で地方の力が衰退しつつあります。
ここ数年はインバウンドでの外国人観光客の増加、観光のお土産としての販路もあり、なんとか維持できていましたが、2020年のコロナ禍でインバウンドがなくなり地方の観光産業、飲食業が瀕してしまい、地域特産品や伝統工芸品の行き場がなく、日本各地の伝統産業が窮している現状です。

マーチャンダイジング経験を生かし、起業を決意

そこで私は、マーチャンダイジング経験を活かし、まずは私の出身地である長野県飯田市の「飯田水引」製品をはじめとして、各地の伝統工芸品、地域特産の飲食品や加工品を、他地方の伝統工芸品や特産品とのコラボなどの新たな企画、新規販路を開拓することで、日本の伝統産業、地方の雇用を少しでも守っていきたいとの思いから、株式会社Leaf veinを設立いたしました。

私はプライベートでも仕事でも、「この関係はずっと続いていくだろう」と安易に考えていた関係を、ある日突然に失った経験があるからです。今日の関係が明日もそのままあるだろうと思っていたものが、突然無くなってしまうという経験。それは私の生き方を変えました。以来私は、仕事であれプライベートであれ「一期一会」の気持ちで誠意を持って、この一度だけで二度と会えないかもしれない方と、今、お会いしているのだという気持ちで接してきました。

そのようにしてからの私は、人の縁に助けられたり、人の縁によってチャンスをいただけたり、まさかこのような再会があるとはと思うような経験をしたりと、不思議な縁を実感することばかりです。
人とのつながりが、チャンスを産み、人を活かし、社会が生き生きするのだと、私は信じています。

『私は環境などあてにしない。　望む環境が無ければ探す、見つからなければ自ら創り出す』
『立ち上がる、立ち上がる、何度でも立ち上がる』
これが私のモットーです。